名称唐松神社(からまつじんじゃ)
住所秋田県大仙市協和境字下台84
タイプ神社
参考リンク

ご利益

  • 御祭神は饒速日尊。物部氏の遠祖。
  • 参道より下ったところに社殿がある独特の配置。
  • 代々の宮司が一子相伝で継承してきた文献が『物部文書』。蘇我氏との対立で敗れた物部守屋の子・那加世(なかよ)が、秋田に落ちてくる際に持参した古代史料の写しとされる。昭和58年(1983)に一部公開、大部分は依然として未公開。同書によると物部氏の発祥地は東北。饒速日尊は鳥海山に降臨。10種の神宝を奉じた場所が唐松神社。
  • 参考文献:『日本の謎と不思議大全 東日本編』 人文社

  • 以下、『物部文献』により伝わる話。
  • ニギハヤヒが鳥見山(鳥海山)に降臨。逆合川の日殿山に「日の宮」を造営(唐松神社の起源)。御倉棚の地に一時居住(大仙市協和船岡字合貝の三倉神社がその跡)。
  • 神功皇后の三韓征伐の際、物部膽咋連(いくいのむらじ)がこれを助けた。後に神功皇后は日の宮を詣で、韓国を服(まつ)ろわせたことを記念して月の宮を造営。以来、その社を韓服(からまつ)宮という。
  • 物部守屋の戦死後、その子の那加世(なかよ)が蝦夷の地に逃れてきて、日の宮の神官になった。唐松神社宮司家はその子孫。
  • 以上。
  • ニギハヤヒが天降りの際に持ってきた十種(とくさ)の神宝(かんだから)のうちの5つ(奥津鏡、辺津鏡、十握剣、生玉、足玉)が残されているという。
  • 参考文献:『日本のまつろわぬ神々』 新人物往来社編 新人物往来社

  • 饒速日尊(にぎはやひのみこと)が鳥見山に降臨、唐松山を御神体とする神社を創建。
  • 心の中の灯火が蘇り安堵感に包まれる。
  • 子宝、安産。
  • 参考文献:『開運!日本のパワースポット案内』 一個人編集部編 KKベストセラーズ

  • 唐松神社の御神体は神社の裏にそびえる唐松山。お山の気を感じながら参拝するとよい。できれば山に登るとよい。
  • 唐松神社のご神気は火と水のエネルギーが渾然一体となって天空に立ち昇りながら新しいものを作りだすような気質。
  • ほっとする光で蘇らせてくれる。安心感を与えてくれる。
  • 唐松神社の隣にある天日宮には、陰と陽を統合する、内的世界と現実世界の不調和を一つにまとめる、というような働きがある。
  • 新しいものごとを生み出すパワーが得られる。
  • 参考文献:『日本全国このパワースポットがすごい!』 若月佑輝郎 PHP研究所

唐松神社に行ってきました

秋田県大仙市にある唐松神社へ行ってきました。
まず参道の両脇にある立派な杉並木が目を引きました。
推定樹齢は300年くらいらしいです。
延宝8年(1680)に藩主・佐竹義処(よしずみ)が植えたものだとか。
唐松神社 杉並木


こちらが唐松神社の社殿です。
階段を降りていくと社殿があるという珍しい配置になっています。
唐松神社 社殿



神社の後ろにある唐松山に登るとよいという話なので、とりあえず山の方へ歩いていってみました。
神社のすぐ後ろは田んぼになっていて、その田んぼの向こうに山があります。
唐松山


田んぼと山の間には川が流れていて、橋を渡って山側の方へやってきました。
なにやら公園のようになっていて、炊事場なんかも整備されていました。
キャンプとかできそうです。
熊が出没するらしいですけど・・。
公園
炊事場


山に登る入口を探して歩いていると「まほろば唐松」とかいう昔のお城を再現した資料館らしきものがありました。
ここらへんには昔お城があったようです。
まほろば唐松


そして資料館の近くに山の方へと続く道を発見。
とりあえず登ってみました。
唐松山


登っていったら展望台みたいな場所があり、ちょっと休憩。
なかなかいい眺めです。
蛇行した川の内側に田園地帯が。
あの田園地帯、パワースポットなのでは・・、などと考えてしまいました。
唐松山


山中には石碑なんかも建ってました。
唐松山
唐松城に関する説明があり、次のように書いてありました。
<<唐松城>>
唐松とは、物部伝承によると、古代神功皇后が朝鮮半島の新羅を討征し、その後、この地に遠征して韓服(唐松)神社を祀ったことから、この名があるといわれている。
唐松城は平安時代、陸奥の郡之司であった安倍貞任の弟、境講師官照の強固な城であったが、康平6年(1063)に源義家(八幡太郎義家)の攻撃にあい、落城したと言い伝えられている。
中世の末期には、羽州、淀川、繋街道の重要な分岐点であった唐松城周辺は、檜山(能代市)並びに湊(秋田市土崎)に拠点を置く安東氏の最前線基地として、数々の凄惨を極めた戦いが繰り広げられた古戦場である。
「数々の凄惨を極めた戦いが繰り広げられた古戦場」と書いてあります。
ちょっと怖いですね。
心霊スポットなのでは・・・。



山のてっぺんには元宮があります。
唐松神社はもともとここに祀られていたんですかね。
唐松山元宮


中に入るとこんな感じ。
囲炉裏があって山小屋みたいな感じです。
唐松山元宮


山に登ったあとに再び唐松神社に戻ってきて天日宮の方にも参拝しました。
天日宮は池に囲まれた石垣の上に建ってます。
思っていたよりも大きい建物でした。
天日宮


天日宮の後ろには「玉鉾の石」という石が祀られています。
なでながらお願い事をするといいらしいです。
私もなでてきました。
玉鉾の石