名称吹割の滝
住所群馬県沼田市利根町追貝
タイプ
参考リンク

ご利益

  • むかし村人は滝つぼにすむ乙姫様から膳椀を貸してもらっていた。しかしある村人が一膳分返し忘れて以来貸してもらえなくなった。
  • 参考文献:『日本の伝説4 北関東』 鈴木勤編 世界文化社

  • 東洋のナイアガラとも呼ばれる滝で一見の価値あり。
  • 吹割の滝の滝壺は龍神がすむ竜宮に通じているという伝説がある。
  • まず浮島観音堂に行くとよい。ここは「水龍穴」というパワースポットになっている。浮島橋を観音堂に向かって渡りきったあたりからパワーが強くなっている。足元からジワーっと大地の気が上がってきて元気になる。
  • 吹割の滝では危険防止のために白線が引かれている。この線を越えると警備員に注意されるかもしれないので注意。
  • 水も景色も素晴らしく清涼感がありデトックス効果抜群。
  • 活力増進効果もある。
  • 棚下不動の滝も近いので一緒に行くとよい。
  • 参考文献:『みるみる運命を変える!「タオ」のパワースポット45』 御堂龍児 講談社

吹割の滝へ行ってきました

群馬県にある「吹割の滝」へ行ってきました。
大地の裂け目に水が落ちていっているような感じになっている独特の景観の滝です。
吹割の滝

説明版に次のような記述がありました。
<<国指定天然記念物及び名勝「吹割渓ならびに吹割瀑」>>
「吹割渓ならびに吹割瀑」は、吹割渓または片品渓谷と呼ばれています。凝灰岩とその侵食地形ならびに渓谷美に着目して、昭和11年12月16日、天然記念物及び名勝に指定されています。
吹割渓は、溶結凝灰岩と呼ばれる岩石からできています。この岩石は、約900万年前に起こった火山噴火に伴って発生した大火砕流が冷えて固まったものです。その後、いろいろの変化がありましたが、この溶結凝灰岩は1万年前頃から片品川の流れにより侵食され現在の吹割渓へと変化してゆきました。
川の中程には、溶結凝灰岩の割れ目に沿うように、幅20mほどの溝が数十mにわたって続いています。この溝に向かって三方から河水が流れ落ち、独特の滝となっています。滝の落差は最大7mにも達し、吹割瀑と呼ばれています。
吹割渓には、ポットホール(甌穴)や河岸段丘などを含めた河川に特有な地形が観察できるだけでなく、秋の紅葉期を中心に個性的な渓谷美を堪能できます。指定地域は利根村大字追貝および大字高戸谷地内約31.8ヘクタールです。


駐車場から滝へ降りていく途中にある売店。
なんかうさんくさかった。
吹割の滝 売店

たしかに白線が引いてありました。
この白線から出てはいけないそうです。
どこかにあるスピーカーからもしきりに注意を呼びかける放送が流れていました。
実際に川に転落する事故も発生したとか。
吹割の滝

岩や川などなかなか迫力のある景観を拝めます。
吹割渓谷
吹割渓谷
吹割渓谷
吹割渓谷
吹割渓谷
吹割渓谷
吹割渓谷

「でるな」と書いてあります。
でるな

そんでこれが吹割の滝。
ナイアガラの滝に比べればはるかに小さいですけど、なかなか面白い形の滝です。
吹割の滝
吹割の滝
吹割の滝

橋を渡って浮島観音堂へ。
御堂さんの本によりますと、この観音堂のあるところは「水龍穴」というパワースポットなのだとか。
浮島橋
浮島観音堂
この観音様の由来を以下に記しておきます。
<<浮島如意輪観音の由来>>
中央上段の木彫り(金箔塗り)の観音像が浮島如意輪観音です。この観音像は古くから名匠左甚五郎の作と伝えられてきました。
左甚五郎は、寛永時代の日光東照宮の大造営に添棟梁(彫刻の棟梁)として加わり、あの有名な「眠り猫」をはじめ数千の彫刻を完成させたといわれています。その頃、左甚五郎がこの地方を訪れたという来村説では、時期がはっきりしていませんが、東照宮の完成(1636年)後、甚五郎は何度目かの帰りに遊山かたがた金精峠を越えてこの村を通り、追貝宿に一泊してこの観音像を掘ったものと思われます(左甚五郎一夜の作といわれています)。
これを裏付けするように、近年隣の片品村でも立派な恵比寿様の木像と大黒様の墨絵が見つかり、その墨絵には正保2年(1645年)左甚五郎と署名があって、現在東小川の千明美術館に展示されています。
ご覧のとおり上品で柔和な顔立ちといい、調和のとれた美しいお姿といい、正に名匠甚五郎ならではの観音像であります。
現在この観音像は金箔塗りとなっていますが、もとのお姿は白木彫りでした。ところが明治26年或る者がこの観音像を前橋の石丸という塗師の家へ持参して金箔塗りを依頼したまま、その後いっこうに受取に表れず、とうとう昭和27年まで石丸家に大事に保管されていました。
その間、昭和20年8月5日の前橋大空襲の際には石丸家も全焼しましたが、その寸前に奥さんが大切な家財と一緒に観音像をリヤカーで運び出して間一髪で焼失をまぬがれました。そして、同年3月大勢の人達に迎えられて村へ帰ってきたときは、白木の筈の観音像が金箔塗りのお姿に変わっていたのです。以後追貝の海蔵寺に仮安置されていましたが浮島橋の開通の日、平成2年4月26日、ようやく96年ぶりでここに安置されました。
なかなか面白い来歴をもつ観音様ですね。

吹割の滝、なかなかいい所でした。