名称霊犬神社(れいけんじんじゃ)
住所静岡県磐田市見付1114-2
タイプ神社
参考リンク見付天神 矢奈比賣神社HP

ご利益

  • 昔、祭りのたびにヒヒに女性を人身御供として差し出していた。ある旅の僧が調べ、ヒヒが信州光前寺の犬・早太郎(悉平太郎)を恐れていることが判明。早太郎にヒヒを退治させた。
  • 参考文献:『日本の謎と不思議大全 東日本編』 人文社

  • 矢奈比売神社(やなひめじんじゃ)の奥にある。
  • 悉平太郎(しっぺいたろう)という犬を祀っている。昔、田畑を荒らしていた怪物を退治した偉い犬。怪物との戦いで傷を負い死んだ。
  • 悉平太郎の墓といわれている場所は3つある。他2つは、静岡県と長野県の境あたりにある足神神社、もともと悉平太郎を飼っていた光前寺。
  • 愛犬家に人気。
  • 参考文献:『ご利益別ピンポイント神社』 マガジンハウス編 マガジンハウス

霊犬神社へ行ってきました

悉平太郎像。
りりしいお姿。
悉平太郎像
説明板に悉平太郎の武勇伝が書いてありました。
以下に要約して記しておきます。
・昔、毎年8月10日、怪神に娘を差し出す人身御供の祭りが行われていた。

・延慶の頃、信濃国光前寺から連れてきた犬の早太郎(疾風太郎、悉平太郎)が怪神を退治。

・怪神の正体は年老いた狸。

・里人、感謝のしるしとして光前寺に大般若経600巻を書写し奉納(現存)。

・早太郎のその後の諸説。
 当地で倒れ祀られた。
 秋葉街道犬居村(春野町犬居)、あるいは阿多古犬宮辺りで息絶えた。
 光前寺に無事帰った。
退治した化け物はヒヒだと本には書いてあったと思いますけど、ここでは狸になってますね。
悉平太郎のその後もいろいろ説があるようです。


矢奈比賣神社拝殿。
御祭神は矢奈比賣命・菅原道真公らしいです。
矢奈比賣神社拝殿
この神社では裸祭が行われるそうな。
御神霊が遠江国総社・淡海国玉神社に渡御する際に行われる祭りだそうです。




霊犬神社。
だいぶ奥の方にありました。
説明板によると、犬を祀った日本唯一の神社としてペット愛好家の方々に崇敬されているそうです。
たしかに境内には犬を連れている人が多かったような気がします。
霊犬神社









矢奈比賣神社の近くにある府八幡宮。
ちょっと立ち寄ってみました。
奈良時代に桜井王が遠江国司として赴任した時に建立したとか。
府八幡宮

武内社。
御祭神は武内宿禰。
ボケ封じの御利益があるそうです。
拝んでおきました。
武内社