名称二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
住所三重県伊勢市二見町江575
タイプ神社
参考リンク二見興玉神社HP

ご利益

  • 近くに松下神社がある。巨旦・蘇民兄弟が住んでいたところ。蘇民、素戔嗚尊に宿を提供したおかげで悪疫の害から免れる。宿を貸さなかった巨旦は悪疫で死亡。
  • 参考文献:『日本の伝説11 奈良・南紀』 日本伝説拾遺会監修 教育図書

  • 御祭神はサルタビコノ神。道ひらきの神。神使はカエル。
  • 沖合い700メートルの海底に「興玉神石(おきたましんせき)」がある。海面に出ていた頃は依り代。
  • 昔は伊勢神宮参拝前に二見浦の海水に浸かり御祓するのが慣例(浜参宮)。
  • 「無垢塩草(むくしおくさ)」を買うとよい。興玉神石付近から採取した海草から作られる。浜参宮と同じ効力。
  • 夫婦岩は興玉神石の鳥居。5月~7月、間からご太陽がのぼるのを拝める。冬至の頃、間から月がのぼるのを拝める。
  • 参考文献:『眠れないほど面白い日本の「聖地」』 並木伸一郎 三笠書房

  • 伊勢神宮に行く前に参拝するとよい。
  • 昔は伊勢神宮に入る前に二見浦で禊ぎ祓いを行う慣わしがあった。
  • 夫婦岩(めおといわ)がある。4月~8月には岩の真ん中から朝日が昇る。
  • 沖合700メートルの海中に御祭神・猿田彦大神(さるたひこおおかみ)ゆかりの霊石「興玉神石(おきたましんせき)」が沈んでいる。
  • 境内には蛙の置物がたくさん並んでいる。「無事カエル」「若ガエル」「清らかな自分にカエル」といった意味が含まれている。
  • 「天の岩屋」にも参拝するとよい。宇迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を祀る。外宮へ導かれる氣が整う。
  • 参考文献:『さらにパワーをいただける 神社の謎』 合田道人 祥伝社

  • 晴れた日には夫婦岩の間から富士山が見える。夏至の日には富士山から昇る朝日が拝める。
  • 海と空と太陽の気を感じる。
  • 現実をふまえた上での前向きで積極的な気持ちになれる。地に足をつけて進める。たちはだかる困難から逃げない勇気をいただける。
  • 伊勢神宮外宮で受けたご利益の微調整をしてもらえる。
  • 参考文献:『「カルラ舞う!」式パワースポット巡礼』 永久保貴一著、ほしの監修 秋田書店

  • 潮のパワーで浄化されていて力強いパワーのある神社。縁結びなどの功徳がある。
  • 伊勢神宮への正しい参拝ルートは、まずこの二見興玉神社に参拝してから外宮→内宮とまわる。
  • 本殿裏の夫婦岩は必見。4月~8月の時期には岩の間から太陽が昇るのが見られる。
  • 境内のいたるところにカエルの置物がある。「無事カエル」「若ガエル」「貸した物がカエル」などの縁起をかついだもの。カエルは祭神・猿田彦大神の使いとされている。カエルのお守りもある。この神社の沖合い700メートルの海中には猿田彦大神ゆかりの興玉神石が鎮まっている。
  • 参考文献:『島田秀平と行く! 全国開運パワースポットガイド決定版!!』 島田秀平 講談社

二見興玉神社へ行ってきました

まだ薄暗い日の出前の二見浦にやってまいりました。
二見興玉神社で日の出の瞬間を拝もうかなと思いまして。
二見浦


神社到着。
こんな早朝に来る人はいないかなと思っていましたが、けっこう参拝客がいましたね。
さすが古来より日の出の名所として知られているだけのことはあります。
二見興玉神社


参道を歩いていくと有名な夫婦岩が見えてまいりました。
岩の間からの日の出を拝むには5月~7月あたりが見ごろだそうです。
ちなみに私が訪れたのは冬ですから、太陽は岩にかすりもしない時でした。
夫婦岩


天の岩屋に参拝。
私のリサーチによると、ここに参拝すると外宮へ導かれる氣が整うんだとか。
まあ、この時、外宮はすでに参拝してきた後だったんですが・・。
天の岩屋


手水舎にあった蛙の像。
蛙はこの神社の御祭神・猿田彦大神のお使いといわれているそうです。
水中の蛙は「満願蛙」というそうで、水をかけてやると願いがかなうとか。
蛙


ご本殿に参拝。
神社


夫婦岩を近くで見物。
海岸にはよくありそうな岩という気がしますが、注連縄を張ると有難いもののように見えます。
境内にあった案内板によりますと、この注連縄は650年くらい前には既に張られていたらしいです。
注連縄は年に3回取り替えるらしいですよ。
夫婦岩


奥の方にあった龍宮社にも参拝。
御祭神は大綿津見神だそうです。
龍宮社



日の出まで境内で待っていようかと思っていたんですが、寒さに耐えられなくなり、体を温めるために神社の後ろの方にある音無山に登りにいきました。
音無山
山中にあった案内板に、音無山という名前の由来などが書いてありました。
以下に記しておきます。
<<音無山園地>>
音無山(おとなしやま)は標高119.8m、倭姫命(やまとひめのみこと)ご遷幸(せんこう)の際、ご接待役の佐見津日女(さみつひめ)が口が利けず、倭姫命のご質問に何の音沙汰もなかったことから、佐見津日女の住家近くのこの山を「音無山」と呼ぶようになりました。
ここには東大寺大仏殿再建祈願のために、重源(ちょうげん)が総勢700人余と来訪したという天覚寺(てんかくじ)跡や、源義経の家来・伊勢三郎義盛(いせのさぶろうよしもり)が登り周囲を見渡したという物見の松がありました。(それで音無山は別名「三郎山」とも呼ばれています。)また、義盛居城跡といわれる音無山城跡や安養山麓に庵を結んでいた西行に会いにきた鴨長明が腰掛けたと言われる石などがあります。
昭和7年(1932)、海岸からロープウェイが架けられ、山頂には日の出遥拝所や観月台、食堂、猿・野鳥が飼われていた小動物園、カワラケ投げのアトラクションなどがあり、ちょっとしたレジャーランドでした。
しかし、太平洋戦争で昭和17年(1942)、ロープウェイは供出され、やがて食堂も閉鎖、動物の檻も撤去されてしまいました。
現在は遊歩道が整備され、日の出の遥拝や桜の花見、紅葉狩り、ハイキングやウォーキング等で賑わっています。
この山、いろいろと歴史あるとこみたいです。


日の出の瞬間を拝むつもりだったんですが、山頂についた頃には中途半端に太陽が出てしまっておりました・・。
ま、べつにいいですけど。
朝日


山の上にあった小さなお社に参拝。
お社


しばらく山の上で景色を堪能。
山からの眺め