名称多度大社(たどたいしゃ)
住所三重県桑名市多度町多度1681
タイプ神社
参考リンク多度大社HP

ご利益

  • リラックス。
  • 多度祭がある。断崖を馬で駆け上がる。
  • 参考文献:『神社でヒーリング』 比企理恵 実業之日本社

多度大社へ行ってきました

多度大社に行ってみることに。
行く途中、道の脇に鳥居があって「いにしえコース」と書かれているところがありました。
どこに通じてるのか分からなかったですが、興味を覚えたので突撃しました。
いにしえコース
ちなみに、いにしえコースの入り口の近くには「宮川清めの池」なるものがあって、そこの案内板には次のように書いてありました。
<<宮川清めの池>>
清めの池は、清らかな多度川の伏流水を利用して、宝暦年間にはすでにこの宮川の地に存在し、古くは垢離(こり)・掻池(かきいけ)(みそぎ池)と称し、多度大社の参拝者は、ここで手を洗い、口をすすぎ身を清めて一の鳥居より神域に入ったと言われています。
現代でも五月の多度大社の祭礼には、この池の水で御旅所行列の途中、各御厨(みくりや)(奉仕地区)の祭馬にそれぞれ水を飼い足を清める習わしがあります。




どこに向かっているのか分かりませんが、森の中を歩いていると癒されるような気がします。
いにしえコース



少し歩いたら、舗装されている道路のところに出ましたね。
そこらへんからの眺め。
まあまあでしょうか。
眺め



多度大社と思われる方向へなおも歩いていきます。
道


少し行くと観音堂が見えてきました。
とりあえず参拝しておきました。
この観音堂のすぐ隣が多度大社だったので、なんだかんだで無事に着けました。
観音堂



多度大社の奥に行ったら、社殿が二つ建っていました。
いちおう両方を拝んでおきました。
多度大社
門のところにあった案内板には次のように書いてありましたね。
<<別宮 一目連神社(向かって右の御殿)>>
御祭神 天目一箇命

多度神社の御子神で御父天津彦根命を扶けて北伊勢地方を開拓せられ、又、我が国、金属工業の祖神でもあり天変地異ある毎に現に御霊を現して諸難を救い給い、時に応じ龍神となりて天翔り旱天に慈雨を恵み給うと云う信仰もあって古来神殿には御扉を設けない。
なんかパワーありそうな神様です。
右の社は天目一箇命を祀り、左は御父神の天津彦根命を祀っているっぽいですね。



これは上げ馬神事が行われる坂です。
馬でここをのぼるらしいです。
そういえば、境内には本物の馬がいましたね。
遠くから見た時は人形かと思ったんですが、近づいたら本物だったので驚きました。
坂


最後に案内板に書かれていた多度祭についての説明を記しておきます。
<<多度祭(三重県無形民俗文化財)>>
多度大社の例祭は、五月四日、五日の両日行われる。上げ馬神事、やぶさめ神事は、多度祭の花形であり、その起源は南北朝の頃に始り、武家豪族ならびに、氏子達が古式のまま神様に奉納する行事として行なっていたが、織田信長の兵火にかかり、約三十年余の間中断をしている。徳川家の時代となって本多忠勝公が、桑名城主となり神社の再興をなし、三基の神輿(みこし)を奉納し、第二代城主、本多忠政公により祭事が復興され、多額の費用を出して多度祭を復活し、更に御厨(みくりや)(神饌(しんせん)を供える地区)組織による広大な祭事となって今日に至っております。
多度祭の上げ馬神事は、人馬一体となり躍動的な祭ですが、その反面危険が伴なうことから、昔ながら精進が行われ、怪我のないようにつとめている。四月一日の神占いにより騎手と定められたものは、家族共々別火の生活に入り、心身を清め、乗馬の練習をなし、祭一週間も前となれば、なお一層清浄なる生活に入り大祭に奉仕する。
上げ馬、やぶさめの神事は、御厨の七地区により、神児(ちご)一名、騎手六名が選定され騎手を出す六地区から、祭馬(各三頭)十八頭が準備されて祭事が行なわれる。祭事は『はな馬』(上げ馬をする順序は毎年交替するが、その年の最初に上げ馬をする地区を言う)の指示により進められる。騎手の衣裳は四日には陣笠裃(じんがさかみしも)姿、五日には花笠武者姿(はながさむしゃすがた)にて乗馬する。四日の行事は、乗込み、馬場乗り、坂こわし、十二頭の上げ馬、須賀での馬場乗りが行なわれる。その晩騎手は神社に於いて宮籠(みやごもり)し五日朝六時の大祭に参列する。五日には乗込み、馬場乗り、が所定の回数行なわれ、神児『七度半の迎え』(神様のお出迎え)を終了直後、はな馬から順次六頭の上げ馬を行う。楠廻(くすのきまわ)り、神輿の渡御(とぎょ)のあと須賀の馬場にてやぶさめの神事があり、神輿が再び本社に帰られて終了する。
多度祭では古くから農作の時季や豊凶を占ってきたが、近年は景気の好不況など色々なことを占う。又、勇壮な神事、祭馬にあやかり、健康長寿、商売繁昌、社運隆盛、学力向上等を願う人々も多い。
騎手は1ヶ月も前から身を清めたり乗馬の練習をしたりするなんて大変ですね。
このお祭りは、テレビニュースかなにかで見たことがあるような気がしますが、機会があれば実際に見てみたいですね。


この神社は、境内を清冽な小川が流れていたりしてとても清々しい感じがしました。