名称神泉苑
住所京都府京都市中京区
タイプ
参考リンク神泉苑HP

ご利益

  • 863年、清和天皇の勅により御霊会が行われた。御霊会の特徴は、神仏混淆的な祈祷祭祀と庶民も参加できたこと。
  • 参考文献:『神社に秘められた日本史の謎』 新谷尚紀監修 洋泉社

  • 古来より雨乞いの霊場だった。
  • 雨乞いの際は宮中からの使いが龍神を呼び出すために、池の縁の石に水をかけながら「雨たべ、海龍王」と唱えた。
  • 『今昔物語』に東寺の空海と西寺の守敏が雨乞いの法力を競い合った話がある。
  • 早朝か夕暮れ時に訪れるとよい。
  • 参考文献:『体感パワースポット』 出口衆太郎 BABジャパン

  • 京都御所に流れてきた風水パワーを再び活性化させる役割を果たしている。
  • 昔は貴族が船遊びなどを行う場所だった。
  • 824年の大旱魃の際に弘法大師が雨乞いの儀式を行ってから雨乞い祈祷所のようになった。池の中央には弘法大師がチベットから呼び寄せたという善女(ぜんにょ)龍王が祀られている。
  • 弁天堂横の小さな祠の前が最もパワーが強い。
  • 恵方社という日本唯一の回転式お社がある。毎年大晦日に翌年の恵方(えほう)に向けて神主が動かす。
  • 参考文献:『温泉風水』 角川いつか、阿部慎也 光文社

  • 龍女神が住むと伝えられる雨乞いの聖地。
  • 日照りの続くときは、池の水を干し、鐘や太鼓を鳴らすと雷雨が来るといわれる。
  • 池の真ん中には善女竜王(ぜんにょりゅうおう)が祀られている。
  • 平安京遷都以前、ここは森林や丘、大きな池などが広がる原野だった。
  • 神泉苑は平城京の松林苑を真似て造られたもので、天皇や皇族たちのみが入場できる禁苑だった。
  • 824年に干害が起き、淳和天皇が弘法大師空海に命じて神泉苑で雨乞いの祈祷をさせた。祈祷を始めて9日目に雨が降った。それ以来、神泉苑は宗教的聖地として祈雨や疫神退散の御霊会などがひんぱんに行われるようになった。
  • 平安時代の神泉苑はの広さは四万坪もあったが、二条城築城などで土地を削られ、現在は千数百坪になってしまった。
  • 参考文献:『日本魔界ゾーン―京都・鎌倉』 吉田憲右著、三木孝祐監修 泉書房

神泉苑へ行ってきました

京都市中京区にある神泉苑にやってまいりました。
延暦13年(794)に桓武天皇が平安京の造営にあたり設けた苑地だそうで、常に清泉が湧き出すことから「神泉苑」と名づけられたそうです。



けっこう大きな池があって屋形船が置いてあったりします。
屋形船


お堂がありました。
観音様や不動明王、弘法大師を祀っているようでした。
お堂


こちら法成橋(ほうじょうばし)。
橋の向こうの中島には弘法大師空海が勧請したという善女龍王を祀る社があります。
法成橋
願い事を心に念じながらこの橋を渡ると善女龍王が願い事を叶えてくれるとか。
お願い事は1つまでだそうです。
さらに善女龍王社前で授与しているお守を胸に抱いて歩くとご利益アップするそうな。


善女龍王社は工事中でした。
ちょっと残念。
善女龍王社


こちらは増運弁財天。
開運守護のご利益があるそうです。
増運弁財天
増運弁財天の社の脇に小さな祠が。
ある本に「弁天堂横の小さな祠の前が最もパワーが強い」と書いてあったんですが、この祠のことでしょうか。
石には「地生辨戝天」と書いてありました。
しばらく祠の前にたたずみパワーを浴びます。
地生辨戝天


境内の隅の方にあった矢剱大明神(やつるぎだいみょうじん)にも参拝。
どういう神様なのかよくわかりませんが、名前からするとなんか武神のような強そうな感じ。
矢剱大明神


神泉苑、なかなかいい感じの所でしたよ。
神泉苑