名称建部大社(たけべたいしゃ)
住所滋賀県大津市神領1-16-1
タイプ神社
参考リンク建部大社HP

ご利益

  • 御祭神はヤマトタケル。
  • 景行天皇46年(116)に建部郷千草嶽(現・東近江市五個荘伊野部町箕作山)に祀られ、天武天皇4年(675)に現在の地に遷座した。それまでここには大野神社があった。大野神社は現在、栗東市荒張に建つ。
  • 昭和20年に日本で初めて発行された千円札に、建部大社の図が印刷されていた。
  • 源頼朝が源氏再興を祈願した。開運。出世。必勝。
  • 「願い石」というのがある。社務所で1000円でわけてもらえる。人生の荒波を押しのけて願いを叶える。
  • 本殿真裏に「菊花石(きっかせき)」というのがある。病気平癒。長寿。
  • 境内に湧き出る霊水には病気平癒のご利益があるとされる。
  • 参考文献:『さらにパワーをいただける 神社の謎』 合田道人 祥伝社

建部大社へ行ってきました

建部大社にやってまいりました。
参道の脇に綺麗な絵入りでヤマトタケルの伝説を説明してある看板が並んでましたね。
人物がかなり美男美女に描かれておりました。
看板
建部大社の由来を説明する看板もありましたね。
それに基づいて以下に江戸時代までの建部大社の由来を簡単に記しておきます。
316年、神崎郡建部郷に建部神宮創建。
675年、瀬田大野山に遷る。
755年、大己貴命を権殿に奉祀。近江国一之宮に定められる。
1160年、源頼朝、源氏再興祈願。
1183年、寿永の戦、戦火に見舞われる。
1190年、源氏再興が叶った頼朝再び参拝。
1221年、承久の戦、戦火に見舞われる。
1223年、大野山山麓より現在地に建部大社創建。一夜にして杉三株生える(神紋三本杉の由来)。
1350年、建部の戦(足利直義 vs 佐々木)で社殿焼失。
1399年、足利義持、社殿再建。
1467年、応仁の乱、戦火に見舞われる。
1480年、後土御門天皇、社殿修造。
1498年、後土御門天皇、神事・祭礼再興の論旨。
1627年、寛永の大地震で社殿倒壊。
1816年、社殿造営(現存)。
けっこう頻繁に兵火に見舞われているようですが、その度ごとに復興しているようです。
ガッツのある神社です。


三本杉がありました。
一夜にして生えたという木とはこれのことでしょうか。
三本杉


とりあえず参拝。
こちらの神社は日本武尊、天明玉命、大己貴命をお祀りしているそうです。
境内には他にもたくさんの摂末社あったので、あちこち拝んでおきました。
建部大社
読んだ本に、「本殿裏に菊花石がある」とか書いてあったので、裏の方も見物しにいってみました。
たしかにありましたね、菊花石。
菊のような模様が入った石でした。
格子のすきまから拝むことができましたよ。
菊花石の他にも、菊紋壺と鏡みたいなものがありましたね。
とりあえずお賽銭あげて拝んでおきました。


昭和20年に日本で初めてつくられたという千円札に関する説明がありました。
日本武尊と建部大社が描かれていたんだそうです。
この千円札は発行枚数が少ないそうで、「幻の千円札」といわれているんだそうな。
幻の千円札