名称金峯山寺
住所奈良県吉野郡吉野町吉野山
タイプ
参考リンク金峯山寺

ご利益

  • 蔵王権現像は秘仏。特別開帳される時もある(不定期)。4年に1度の伝法潅頂会の際に行われる千人結縁潅頂に参加すれば一般人でも像をじかに拝することができるかも。
  • 役行者の祈りの応え山上ヶ岳山頂の湧出岩のあたりに蔵王権現出現。蔵王権現が立ったのは山上本堂の内々陣にある龍の口(立入禁止)。
  • 金峯山(吉野山~山上ヶ岳)を龍体とする信仰がある。吉野山=尾。山上ヶ岳=頭。その上で修行することにより罪障消滅。
  • 蔵王権現の御真言「おん ばさらくしゃ あらんじゃ うん そわか」。
  • 参考文献:『山伏・修験道の本尊 蔵王権現入門』 総本山金峯山寺 国書刊行会

  • 7月7日に蔵王堂で蛙飛び行事が行われる。延久の頃、ある傲岸不遜な男が大峰山に登った際、役小角、蔵王権現の悪口を言ったら曇り風が吹き断崖の上に運び去られた。ある高僧が男を蛙に変えて助けてやった。
  • 参考文献:『日本の伝説11 奈良・南紀』 日本伝説拾遺会監修 教育図書

  • 明治7年(1874)、明治政府が修験道を禁止、廃寺になる。明治19年(1886)、復興。昭和23年(1948)、金峯山修験本宗総本山になる。
  • 蔵王堂に3体の蔵王権現を祀る(秘仏)。釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩が異形の姿で現われたもの。釈迦如来=過去、千手観音=現在、弥勒菩薩=未来で、三世に渡り衆生を救う。
  • 役行者が山上ヶ岳山頂で経を唱えていたら、弁財天、地蔵菩薩、釈迦如来、千手観音菩薩、弥勒菩薩、蔵王権現が出現。弁財天は天河大弁財天社、地蔵菩薩は丹生川上神社に祀られた。蔵王権現は、釈迦如来、千手観音菩薩、弥勒菩薩が一体になった神。役行者、蔵王権現の姿を桜の木に彫り祀る。
  • 参考文献:『眠れないほど面白い日本の「聖地」』 並木伸一郎 三笠書房

  • 山上ヶ岳山頂に蔵王権現を祀る大峯山寺がある。昭和59年(1984)、寺の床下から二体の純金製の仏像が発見された。宇多天皇が奉納したものらしい。
  • 役小角(役行者)が金峰山山上で祈ったら、釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩、蔵王権現が出現。
  • むかし大峰は「金の御嶽」と呼ばれ金脈がある山とされた。近くに金峯神社がある。金山毘古神(金精明神)を祀る。
  • 参考文献:『究極 日本の聖地』 鎌田東二編著 中経出版