名称 | 那智の滝(なちのたき) |
---|---|
住所 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 |
タイプ | 滝 |
参考リンク | 那智勝浦観光ガイド |
ご利益
- 五来重によると、那智での最初の崇拝対象は滝ではなく妙法山。那智の滝は山に入る前の水垢離・潔斎の場所だった。
- 『法華験記』に妙法山で焼身行を実践した沙門応照の話がある。阿弥陀寺に「応照上人火生三昧跡」がある。
- 明治17年(1884)、修験者・林実利(じつかが)、那智の大滝の絶頂から坐禅姿のまま飛び降り入定。
参考文献:『究極 日本の聖地』 鎌田東二編著 中経出版
- 浄化。
- 一の滝の滝拝所の入口近くに「お瀧水飲み場」がある。滝のご霊水をいただける。延命長寿。
参考文献:『神社でヒーリング』 比企理恵 実業之日本社
- 四神相応の地。
- 烏帽子山からの山の流れが青龍脈。
- 妙法山からの山の流れが白虎脈。
- 那智瀧の真北には聖地や都が連なっている。
参考文献:『体感パワースポット』 出口衆太郎 BABジャパン
- 熊野那智大社の別宮・飛瀧(ひろう)神社の御神体。
- 滝つぼの水は「延命長寿の水」と伝えられる。
参考文献:『全国パワースポットPERFECT BOOK』 イースト・プレス
- 強大な浄化力があり、悪運を洗い流してくれる。
- 京都が長い間栄え続けてきたのは、那智大滝の浄化と再生の作用による。
- 忘れたい事などを思い浮かべながら滝を眺めるとよい。
参考文献:『李家幽竹と行く 幸せパワースポット』 李家幽竹 ダイヤモンド社
- 那智の滝そのものが御神体とされ、「飛龍権現」として拝まれている。
- 花山法皇が那智で千日籠の修行中、龍神から如意宝珠と水晶念珠と九穴の大鮑(あわび)を授けられたという。九穴の大鮑は一の滝の滝壺に沈めたとされ、この水を飲むと長生きできるという言い伝えがある。二の滝の上に花山法王行在所跡が残されている。
- 安倍晴明も那智千日籠の修行をした。
- 文覚上人が滝に打たれる修行中に気を失った。その時、矜迦羅(こんがら)と制吒迦(せいたか)の二童子が助けた。
- 古来、那智には48の滝があるといわれる。一の滝は那智の大滝のこと。二十八滝は「天の二十八宿」をあらわし、星の名前が滝の名前としてつけられている。那智の滝は天界と地上を結ぶ通路。
参考文献:『日本の秘地・魔界と聖域』 小松和彦、荒俣宏、他 KKベストセラーズ
- 日本三名瀑の1つ。
- 那智の滝は、本来は一の滝と呼ばれる大瀑布と、その上流にある二の滝、三の滝を含む総称。上流にある二の滝、三の滝は神域となっており立ち入りが制限されている。
- 平安時代に花山天皇が二の滝で千日の修行をした。しかし天狗や魑魅魍魎(ちみもうりょう)に悩まされ、京都から陰陽師安倍晴明を呼び寄せ退治させた。
- 安倍晴明は修行の場として熊野の地に足しげく通っていた。熊野古道には「晴明の腰掛け岩」という岩がある。那智の滝で滝行を行ったという言い伝えもある。
参考文献:『日本の聖地99の謎』 歴史ミステリー研究会編 彩図社
- 那智の滝は滝そのものがご神体とされ古くから崇められてきた。
- 滝の上流エリアは神域とされており立ち入り禁止になっている。上流エリアは死霊が集まる場所ともされており奇怪な話も多い。
- ある大学生が興味本位で那智の滝の上流でテントて一泊したという。翌朝その学生は真っ青な顔になって下山してきた。その大学生の話では、夜に一人でテントで過ごしていると何者かに囲まれているような気配を感じ、山の中からパチパチと枝が折れるような音が一晩中続き、朝まで恐怖で眠れなかったそうである。朝日とともにその気配は消えたとか。
- 那智の滝の上流には金や銅の鉱脈があると言われている。三菱の岩崎弥太郎が古来より伝わる「鳴滝金山」を探しにやってきたという話もある。那智の四十八滝が昭和の始めまでずっと秘匿されていたのも、鉱脈の存在と関係があるかもしれない。
参考文献:『本当は怖いパワースポット』 宝島社