名称天香久山(あまのかぐやま)
住所奈良県橿原市南浦町
タイプ
参考リンク

ご利益

  • 意味は「かぐわしい山」。
  • 女性的。
  • 参考文献:『京都奈良「駅名」の謎』 谷川彰英 祥伝社

  • 天から降下してきたという伝承がある。
  • 参考文献:『地図でわかる天皇家の謎』 歴史謎学倶楽部 宝島社

  • 西麓に哭沢女神(なきさわめのかみ)が鎮座。イザナギがイザナミの死を嘆き悲しみ泣いた時、その涙から生まれた神とされる。この神は易の兌卦(少女、沢、五音=哭)の具象化。すなわち井戸の神。ここは藤原京から見れば巽(東南)にあり、先天易でいえば兌。「藤原宮御井の歌」の「み井」は哭沢女の社の御神体の井戸。ここを起源とする井戸信仰が新生児に生命長久を保証する産の神に移行。
  • 多武峯(とうのみね)に連なる端山(はやま)で、その姿が竜蛇に似ていることから、もっとも神聖視された。
  • 参考文献:『神々の誕生』 吉野裕子 岩波書店

  • 耳成山(みみなしやま)、畝傍山(うねびやま)とともに大和三山の1つとされる。
  • 大和三山の中でもっとも神聖視されている。
  • 標高152.4メートル。
  • 山全体を(霊的な)薄い白い布のようなものが覆っている。
  • 蛇の上を歩いているような感覚がする山。
  • ここの蛇はすでに龍に昇華されている。ここは龍の山。
  • ものすごい長身の(霊的な)巫女がいる。
  • 参考文献:『スピ☆散歩ぶらりパワスポ霊感旅 2』 伊藤三巳華 朝日新聞出版

天香久山へ行ってきました

橿原市にある天香久山にやってまいりました。
大和三山の1つです。
天香久山
なんというか、ピラミッド形の耳成山に比べると、あまり見栄えのする山容ではありませんが、聞くところによると、大和三山の中で一番神聖視されている山なんだとか。


山麓をてきとうにウロウロしていたら、天香山神社を見つけました。
由来書に「神武天皇記に、天香山の社が見え創建古し。」と書いてありました。
かなり歴史のある神社らしいです。
天香山神社
こちらの神社の御祭神は、櫛真神だそうです。
元名は大麻等地神とか、櫛は奇(不思議)、真は兆(占い)の古語だとか由来書には書いてありましたね。


波波迦(ははか)の木というのがありました。
この木の皮で香久山の雄鹿の骨を焼いて吉凶を占ったんだとか。
波波迦の木


神社のそばに登山口があったので、そこから登りました。
本には蛇の上を歩いているような感覚がする山だとか書いてありましたが、鈍感な自分にとっては普通の山道でした。
天香久山



低い山ですから山頂にはすぐに着きました。
山頂に着いた時、ものすごい強風が吹きつけてきまして、一瞬たじろぎました。
山の神の怒りでも買ってしまったのでしょうか。
山頂
山頂には國常立(くにとこたち)神社が建っています。
由来書には次のように書いてありました。
<<國常立神社>>
祭神は國常立命(天地開闢とともに現われた国土形成の神)。
俗に雨の竜王と称され、境内社として高龗神(竜王神)を祀る。向かって右側神殿の前に壺が埋められており、古来干天の時この神に雨乞いして壺の水をかえたが、まだ降雨のない節はこの社の灯明の火で松明をつくり、村中を火振りして歩いたという。
末社に伊弉諾神社(祭神伊弉諾命)、伊弉冊神社(祭神伊弉冊命)があり、天香久山の東山麓に鎮座する。



山頂から少し下りていくと伊弉諾神社を発見。
伊弉諾神社


伊弉冊神社にも参拝。
伊弉冊神社


このへんは竹が多かったです。
風が吹くと竹がぶつかりあってカコカコ音がして、なんか良かったです。
竹林