名称 | 浄閑寺(じょうかんじ) |
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住所 | 東京都荒川区南千住2-1-12 |
タイプ | 寺 |
参考リンク | 浄閑寺HP |
ご利益
- 別名「投込寺(なげこみでら)」。死んだ遊女たちが投げ込み同然に葬られた。その数2万人以上。
- 永井荷風が掃除しにきた。
- 関東大震災、第2次大戦でも焼けなかった。
- ひまわり地蔵尊というのがある。昭和57年に山谷老友会が建てた。日雇労働の果てに1人淋しく亡くなった人々の慰霊のために建てられた。
- 本庄兄弟の首洗い井戸と首塚がある。本庄兄弟は平井権八(ごんぱち)に仇討ちを挑んだが、返り討ちにされた。
- 豕塚(いのこづか)というのがある。天保11年(1840)の建立。天保8年に起きた吉原大火の後、防火のまじないとして吉原大門のわきに飼われた豚にちなむ。五行思想では亥は水のシンボル。
- 苦界を知る慎み深い善男善女になれる。
参考文献:『日本妖怪巡礼団』 荒俣宏 集英社
- 浄閑寺は別名「投げ込み寺」と呼ばれていた。病死などで引き取り手のなくなった遊女達の死体を総墓(そうぼ)という大穴へ投げ込むように埋葬したことからそう呼ばれた。ここに投げ込まれた遊女の数は2万5千体にものぼるとか。
- 「新吉原遊女総霊塔」で供養されているのは明治期以降くらいの新しい人たち。ここで慰霊されている霊たちはほとんど浄化されている。
- 「ひまわり地蔵尊」のあたりには古い霊が供養されている。老若男女の霊が感じられる。口減らしのために殺された人もいるようだ。
- 未浄化霊も多少はいるが、そんなにひどくはない。ちゃんと法要を繰り返しているうちにかなり浄化されたようだ。
参考文献:『闇の検証 第四巻』 「HONKOWA」編集部編 朝日新聞出版